高額経費となりがちなゴルフ
スポーツ産業の中で何かと高額経費となりがちなのはゴルフです。ゴルフの場合には年棒というより、試合で稼いだ賞金ということになりますが、この賞金だけで遠征費やキャディなどの人件費、身体のメンテナンス、用具代などをすべて賄うというのはあまりに困難です。
そのため、多くの場合はスポンサー契約を結ぶことでこうした遠征費や人件費といったものを賄うことになっています。
スポーツ産業は全体的に費用面がかかるものが多い中、クラブやアイアンなどいくつも用意しなければならず、練習拠点を探し、そこの費用も捻出しなければならないゴルフは突出して費用がかかります。スポンサー契約を結ぶことができるのは一部のプレイヤーに限られており、なかなか試合で活躍できないプロは、レッスンプロとして初心者の指導を行ったり、プロを目指す子どもたちを育成したりして、なんとかこの業界にかかわろうとしています。
ただ、それでも食っていくのは難しく、アルバイトを掛け持ちする人も中にはいます。高額経費を維持していくのも大変であり、維持したまま、試合でも活躍し、スポンサーを探していくということを同時並行で行っていくことは並大抵なことではなく、非常に厳しい世界であることがわかります。